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JR福井駅の西側を南北に走る道を底辺とし、中央大通りと駅前電車通りを結ぶと、細長い三角形が浮かび上がる。通称「三角地帯」。その西側先端付近に店を構える「今川焼本舗」は元号が変わる今年、創業70年の節目を迎えた。「骨密度が高くてね。足腰は丈夫。まだまだ店に立つよ」。名物おかみの青木慶子さん(76)がほほ笑んだ。
1948年に福井の中心市街地が壊滅した福井地震の翌年、慶子さんの父が店を始めた。慶子さんと一緒に店を支えた夫敏男さんが7年前に他界し、現在は長男富士夫さん(54)、郁代さん(51)夫妻との3人で切り盛りする。
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