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時の在りか

「靖国」など日本の戦後をテーマに取材を続けている伊藤智永編集委員が、政治を「座標軸」に鋭く論じます。

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平成を送る「仁義なき戦い」=伊藤智永

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国立映画アーカイブで2019年4月30日、伊藤智永撮影
国立映画アーカイブで2019年4月30日、伊藤智永撮影

 平成最後の日を、どう過ごしたものか。戦争はなかったけど激動の時代に、何をして惜別しよう。

 たまたまJR東京駅近くの国立映画アーカイブで、映画監督・深作欣二(1930~2003年)の大回顧特集を上映している(5月26日まで、全48作品)。4月30日のプログラムは、意図したのか偶然か「仁義なき戦い」第1~3作(いずれも73年)である。こりゃ昭和だけど、まあいいや。

 広島県呉市と広島市で実際にあった暴力団抗争を取材・脚色した「実録」モノだが、広島弁の独特なセリフ回し、裏切り裏切られる波乱の駆け引きが、単なるやくざ映画の枠に収まらない傑作で、今見ても十分面白い。この日も310席がほぼ満員だった。

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