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きょうはみどりの日

ユネスコエコパークを知ろう 恵みと共生、地域の誇り

対談する横浜国立大学大学院教授の松田裕之教授=東京都千代田区で2019年4月22日、内藤絵美撮影

 きょう4日は「みどりの日」。森林や草原はさまざまな生き物たちの命を支え、人間も例外ではない。新緑のまぶしい季節。自然に親しみ、その恵みに感謝したい。生態系の保全と持続可能な利活用を目指すユネスコエコパークに関連して、横浜国立大大学院教授・松田裕之さんと雅楽師の東儀秀樹さんによる対談などから、地域の実践が育む自然保護について考えてみた。

 松田裕之教授 私が「ユネスコエコパーク」に関わり始めたのは、2007年ごろです。それまでは北海道・知床の世界自然遺産の登録に関わっていましたが、シカが増えすぎて問題になっていました。知床でも手つかずの自然を守るというスローガンはありましたが、(シカを捕食していた)オオカミは絶滅して日本にはいません。議論の末、合意の上で知床でシカを捕獲することになりました。その後、エコパークのことを知るにつれ、人間との関わりがきちんと示されていることに気付きました。「持続可能な社会のモデル」という言い方が分かりやすいのではないでしょうか。

 東儀秀樹さん 雅楽のメロディーを奏でる篳篥(ひちりき)のリード(吹き口)は、自然の植物であるヨシから作られます。どこのヨシでもいいわけではなく、大阪の淀川西岸にある「鵜殿のヨシ」が篳篥に向いているとされ、平安時代の書物にも記されています。何年も前、ヨシ原のそばに高速道路が建設されることになり、ヨシなどの生態系が変わるのではないかと問題視されました。ヨシが手に入らなければ、篳篥の音も悪くなり、雅楽…

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