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エンタメ小説・今月の推し!

熟達のサスペンス 物書きの深淵に迫る

真保裕一『おまえの罪を自白しろ』

 真保裕一さんの『おまえの罪を自白しろ』(文芸春秋)は、読み終えてため息が出た。熟達の腕を見せつけるサスペンスだったからだ。

 衆議院議員、宇田清治郎の孫が誘拐された。犯行声明は発信元がたどれない匿名化ソフトが使われ、要求は「おまえの罪を自白しろ」というものだった。どの罪を明かせばいいのか。タイムリミットまで24時間を切っている。しかも清治郎は橋の建設場所をめぐり、総理の友人の会社が所有する土地に計画変更させたスキャンダルを抱えていた。

 金の受け渡しがなく犯人逮捕が難しいハードルの高さ、現実に起きた「忖度(そんたく)」を思わせる事件を…

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