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高齢者、週に1度の運動や趣味の会参加で介護費抑制効果 

 日本福祉大(美浜町)の斉藤雅茂准教授(社会福祉学)らのグループは、週1回以上、スポーツや趣味の会などに参加している高齢者は、全く参加しない高齢者と比べて11年間で介護費が1人当たり35万~60万円低いとする論文をまとめた。愛知県常滑市の高齢者を対象とする長期調査の結果で、週1回以上の社会参加が1割増えれば同市だけで介護費は約8000万円削減できる計算という。【川瀬慎一朗】

 高齢者の大規模調査プロジェクト「日本老年学的評価研究(JAGES)」の一環。斉藤准教授らは、同市に住む65歳以上の高齢者約5300人を、2006年から17年まで調査。質問紙への回答に加え、市の介護保険給付データを活用して分析した。

 質問紙では、参加頻度が「全くない」「年数回」「月1、2回」「週1回以上」の四つに分類。その結果、スポーツの会に「週1回以上」と答えた高齢者は「全くない」と答えた高齢者と比べて11年間で介護費が61万円低かった。趣味の会への参加頻度を同様に比べると35万円低かった。

 「週1回以上」と答えた人は、スポーツの会で13%、趣味の会で22%。仮に「週1回以上」を1割増やすことができれば、11年間で介護費は市全体で約8000万円削減できると見込まれるという。斉藤准教授は「これだけ削減できるのなら、会の機会を増やすためにも、スポーツクラブなどの民間事業者に助成してもいいのではないか」と話している。

 論文は3月、国際学術誌に掲載された。

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