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パーキンソン病引き起こす物質を検出 大阪大チーム

 手の震えや体のこわ張り、遅い動きなどの症状が表れる神経難病「パーキンソン病」患者の脳脊髄液(のうせきずいえき)から、脳内に蓄積して病気を引き起こす物質を検出できたと、大阪大などのチームが発表した。脳脊髄液を背中から注射器で採取し、脳内の原因物質の量を推定できるようになったという。重症度の評価や治療薬を開発する際の指標として役立つと期待される。

 パーキンソン病は国内では10万人に100~150人が発症する。患者の脳内では、たんぱく質「α―シヌクレイン」が異常な構造になった「凝集体」が蓄積し、神経がダメージを受けている。解剖検査などから、蓄積量が多いほど重症であると分かっている。

 凝集体の量が分かれば診断に役立つが、脳内の量は直接は調べられず、脳脊髄液からの検出方法も確立していなかった。

 研究チームは、脳脊髄液内の微量な凝集体を超音波で増幅し、一定量に達する時間から液内の量を推定する方法を開発した。患者33人で調べたところ、重症と診断されている患者ほど液中の凝集体の量が多い傾向があった。

 パーキンソン病の早期発見や、原因物質を壊す薬の候補の有効性の判定などで活用が想定される。阪大の望月秀樹教授(神経内科学)は「これまで研究されていた手法では検査に5日かかるが、新しい方法では10時間に短縮され、人件費などのコストも大幅に削減できる。脳脊髄液採取の負担を考慮しても有意義だ」と説明する。【渡辺諒】

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