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ほくりく今昔

いよいよ新時代「令和」が始まる。移り変わった北陸の姿を「今」と、平成が始まった頃の「昔」の写真2枚で振り返る。

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平成から令和へ/8 ひがし茶屋街 住民と旅人で守る /福井

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大勢の観光客でにぎわう現在のひがし茶屋街=金沢市東山1で、日向梓撮影
大勢の観光客でにぎわう現在のひがし茶屋街=金沢市東山1で、日向梓撮影

 藩政期の雰囲気を色濃く残すひがし茶屋街(金沢市東山)は、国内外の観光客でにぎわう人気のエリアだ。一方、路地に入れば民家が並び、夏には住民が打ち水をする「暮らしの場」でもある。

 ひがし茶屋街は1820(文政3)年、加賀藩が金沢城下に点在していた茶屋を浅野川沿いの一帯にまとめたのが始まり。江戸後期~明治期の茶屋建築が立ち並び、2001年には国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定された。目の細かい木虫籠(きむすこ)の出格子や高さのそろった軒先など、当時の街並みや風情をほぼそのままの姿で伝えている。

 今でこそ、カメラを携えた観光客が日中から散策を楽しむが、茶屋街の一角に美容室を構える男性店主は「昔は一般的な住宅街とさほど変わらなかった」。市内の小学校教諭の男性(62)も「子供たちを連れ、その辺に座って写生大会ができるくらいだった」と、のどかだった時代を振り返る。

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