大正時代に生まれ、昭和、平成と皮膚・泌尿器科医として70年以上、診療を続けた医師が今も鳥取市で現役として活躍する。大正7(1918)年生まれの100歳、西尾吉兵衛(きちひょうえ)さん。戦後の混乱期から一貫して性病に苦しむ人たちを救い、「令和」という新時代に「戦争もなく、性病がはやらない平和な時代に」と願う。
旧東京歯科医学専門学校(東京歯科大)を卒業し、戦時中の1940年代前半に歯科医院を開業させた。各地で戦況が厳しくなるにつれ医師不足が深刻化すると国は、歯科医を旧制医学専門学校に編入させたり、受験資格を緩めたりして人材確保に躍起になった。西尾さんも旧米子医専(鳥取大医学部)=鳥取県米子市=で学び直した。
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