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連休明けの子どもたちへ 「悩み、誰かに話して」「休んでもいい」

尾木直樹さん

 大型連休明けの通学は、進学や進級で環境が変わって間もないこともあり、子どもたちの心に負担がかかる可能性がある。代替わりがあった今年は10連休となり、例年よりも学校を休む期間が長くなった。「学校に行きたくない」と感じた時はどうすればよいのか。専門家は「焦らなくていい。無理は禁物で『休む』という選択肢もある」と話している。

 「学校むり」「本当に行きたくない」。連休の後半に差し掛かってからツイッター上には、休み明けの登校への不安を訴える投稿が目立ち始めた。内閣府が2015年にまとめた白書は夏休みや大型連休明けについて、「大きなプレッシャーが生じやすい」とした上で、「見守りの強化が効果的」と指摘している。

 18歳までの子どもの悩みを聞くNPO法人「チャイルドライン支援センター」(東京都)は、ホームページで子どもたちに対して「お休みで生活リズムが乱れて、学校に行くのがめんどくさくなったり不安になってしまったりするかもしれません」「どんな小さなことも一人で考えていると、だんだん心が固くなってしまいます。そうなる前に誰かに話してみてほしいです」と呼びかけている。連休中も午後4時から午後9時までフリーダイヤル(0120・99・7777)で相談に応じている。

 近年はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を相談に活用する自治体も増えている。

 東京都は4月に「相談ほっとLINE@東京」を開設。中高生が無料通信アプリのLINE(ライン)を利用し、カウンセラーと1対1で悩みを相談できるコーナー(午後5時~同10時)も作った。ラインの公式アカウントから「相談ほっとLINE@東京」で検索して友だち登録すれば利用できる。

 教育評論家の尾木直樹さんによると、大型連休明けは不登校の児童や生徒が増える傾向があるという。「連休中は自分を中心に生活が回っていたが、休み明けに学校に行けば『集団主義』を強いられるという意識が働く」と説明する。身近な子どもの悩みに気づいた大人に対しては「共感して話を聞いてほしい。それで子どもは元気が出る」と語った。【水戸健一】

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