メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「農業女子」が経営にプラス 推進プロジェクトに山形大農学部が参加

やまがた農業女子ネットワークのメンバーらに、将来について語る学生ら=鶴岡市で2019年4月16日、長南里香撮影

 農業経営に“女子力”を生かせ――。農林水産省が農業分野での女性の活躍を推進する「農業女子プロジェクト」に、東北の大学では初めて、山形大農学部(鶴岡市)が参加した。若い女性が目指す職業の選択肢に農業を加えることを目指す取り組みが、本格的に動き出す。【長南里香】

     農業に関わる女性が母校で講演するなど教育機関との連携を図っており、東北農政局によると、プロジェクトメンバーは現在、全国で740人。山形大農学部のほか、東京農大や近畿大など計7校は「パートナー校」となり、農業で活躍する女性を増やすために協力していく。

     山形大農学部では先月、プロジェクトの山形版「やまがた農業女子ネットワーク」のメンバー12人が、学生約25人らと顔合わせした。今年2月に発足した同ネットワークにとっても、具体的な活動の一つ。地域の基幹産業である農業は担い手確保が待ったなしの状況の中で、女性が参画することの重要性を「先輩」たちが説いた。

     ネットワーク代表で、天童市の果樹農家、結城こずえさん(45)は「消費者目線での新たな商品サービス展開や経費節約など、女子が得意な面を生かした参画は経営にプラスになる」と強調し、就農意識を高めようと意欲を燃やす。

     同大の小沢亙教授(経済農学)は、女性が経営に参加する方が経常利益の増加率は高いとの調査結果がありながら、女性の農業経営者は少ない現状を説明。農学部の半数、またはそれ以上が女子学生という年があり、「現場で活躍する女性との交流から興味を持ってもらい、地域創生のために課題解決に取り組む人材を送り出したい」と述べた。男子学生を含む農学部全体にも、メンバーが自治体などと開く勉強会などに参加するよう呼び掛けるという。

     メンバーらとの懇談に参加した2年の女子学生は「実態として学べたら就職先を考える時に役立つはず。食の安全に関わる仕事をしたいという漠然とした夢を持っているが、実現するには何を選択すればいいのか、探っていきたい」などと話した。

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ORICON NEWS Hey! Say! JUMP、全国ツアー開催を見送り 一部ファンの迷惑行為の影響
    2. 「佐賀、北朝鮮のよう」自民・谷川議員が長崎新幹線めぐり発言
    3. 神羅万象チョコ 15年の歴史に幕 累計1億2575万個販売 7月に最終弾発売
    4. いだてん 孝蔵役の森山未來が金原亭馬生と古今亭志ん朝も演じ分け 語り含め1人4役に視聴者衝撃
    5. パール槍ケ岳 真珠のランデブー 長野・須坂

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです