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ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ
10連休が終わりました。入園・入学、進級した先で本格的な生活が始まり、子どもたちもそれぞれにチャレンジを始めていることでしょう。
「ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ」は、おばあちゃんの家に一人で出かける男の子のお話です。「もしもし」。最初におばあちゃんからの電話を取る場面、書かれているセリフは男の子の声だけ。でも、林さんの描く優しい絵も相まって、受話器の向こうのおばあちゃんの声が今にも聞こえてきそうです。
道すがら、男の子は、花やイチゴなど、見聞きする一つ一つに「こわいかな?」と言いながら、おばあちゃんのために摘んで行きます。きっとお父さんやお母さんと一緒に通った時にも見ていて、本当は怖くないことも分かっているのでしょう。子どもは、周りの大人たちの愛情を感じてこそ、自立していくのです。
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