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「障害」「障碍」の表記問題 実のある議論を期待する=大竹史也(校閲センター東京グループ)

戦前の新聞では「障害」「障碍」の両方が区別されず使われていた
戦前の新聞では「障害」「障碍」の両方が区別されず使われていた

 兵庫県宝塚市が「障害」の表記を「障碍(しょうがい)」に改め、公文書などで使い始めた。「さまたげ」を意味する「碍」は常用漢字表に含まれない表外字だが、「害」より適切と判断したという。特に心身の障害者への配慮に基づいている。

 このような記事を見て、読者はどう受け止めるだろう。そうか、嫌な思いをする人がいるなら「障碍」と書くべきかな、と思うかもしれない。

 私も、難聴で身体障害者手帳を所持している「障害者」だ。障害者の一人として次のように言ってもいい。「日常的でない『碍』を使われると障害者が日常から隔離される気がするし、『害』で見慣れているからそれでいいよ」

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