馬毛島地権者、政府に「買収交渉打ち切り」通告 米軍訓練候補地

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馬毛島=鹿児島県西之表市で2018年12月15日、本社ヘリから青木実撮影
馬毛島=鹿児島県西之表市で2018年12月15日、本社ヘリから青木実撮影

 政府が米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地として買収交渉を進める馬毛(まげ)島(鹿児島県西之表市)について、島の大半を所有する「タストン・エアポート社」(東京都)は7日付で、防衛省に「交渉打ち切り」を伝える通告書を送った。防衛省関係者は「交渉を有利にするための揺さぶりではないか」と指摘。今春を想定していた正式契約の時期は見通せなくなった。

 防衛省と同社は1月、2018年度中の売買契約締結に向けた確認書を交わし、買収額約160億円で最終調整に入った。だが社内の対立で2月に社長が交代。新社長が慎重姿勢を示し、交渉は停滞していた。

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