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ラグビーW杯・東京五輪パラリンピック/4 宮城・蔵王 パラオ

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パラオや北原尾の写真を前に笑顔をみせる工藤静雄さん=宮城県旧宮村(現蔵王町)北原尾地区で1951年10月、増田昭世撮影
パラオや北原尾の写真を前に笑顔をみせる工藤静雄さん=宮城県旧宮村(現蔵王町)北原尾地区で1951年10月、増田昭世撮影

引き揚げ者が懸け橋に 「生まれ故郷」の選手の活躍期待

 白銀にそびえる蔵王山のふもとに、一面、緑の牧場が広がる宮城県蔵王町北原尾(きたはらお)地区。太平洋戦争後の1946年、太平洋に浮かぶパラオ諸島から引き揚げた日本人が入植し、「北のパラオ」と名付けた土地だ。故郷を思う入植者たちの尽力によって、蔵王町はパラオの五輪ホストタウンとなった。

 「冬は蔵王山から『蔵王おろし』が吹き付ける。とにかく寒かった」。北原尾に住む工藤静雄さん(77)は入植時を思い出す。パラオの現在の首都・マルキョクで生まれ、終戦とともに4歳のときに引き揚げた。以来、70年以上にわたってこの地で暮らす。

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