ファーウェイ幹部側、審理手続き中止要求へ 身柄引き渡し巡り

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裁判所に出廷後、手を振りながら自宅へ戻る華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者=カナダ西部バンクーバーで5月8日、AP
裁判所に出廷後、手を振りながら自宅へ戻る華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者=カナダ西部バンクーバーで5月8日、AP

 【ニューヨーク隅俊之】対イラン制裁に絡み、米国の要請でカナダ当局に逮捕された中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)が8日、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州最高裁に出廷した。米国への身柄引き渡しの可否を決める審理前手続きの一環で、現地メディアによると、弁護側は孟氏の逮捕が「違法」と主張。引き渡し審理の中止を求める方針を示した。

 カナダ国内で保釈中の孟氏は黒のワンピース姿で出廷した。弁護側は、トランプ米大統領が米中間の貿易交渉で有利になるなら今回の問題に「介入する」と発言したことに言及。発言は「威圧的で法の支配をむしばむものだ」として、米国がカナダの裁判所で手続きを進める資格を失っているとも主張した。

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