老化に伴い新たに作られる脳の神経細胞が減る原因として、特定のたんぱく質の減少が大きく関わっていることを突き止めたと、慶応大などの研究チームが10日、米科学誌「ステム・セル・リポーツ」電子版に発表した。このたんぱく質の減少を抑えれば、認知症などの原因とされる脳の萎縮を抑制できるとみられる。
チームの岡野栄之・慶応大教授(生理学)は「新たな治療薬の開発につながる」と期待している。
加齢による神経細胞の減少を食い止めるため、これまで神経細胞のもとになる「神経幹細胞」を活性化させる研究が行われてきたが、継続的に神経細胞を増やすことはできていなかった。
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