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沖縄の高校生救った「恩人」が名乗り 埼玉の医師「信じてよかった」

那覇空港駅を発車するゆいレール

 離島の親族の葬儀に参列するために那覇空港に向かう途中、航空券代が入った財布を落とした沖縄県の男子高校生に、6万円を貸して救った男性の話が話題だ。9日夜から10日にかけて地元紙2紙が「高校生が『恩人』を捜している」との記事をネットに出し、それを見た埼玉県三芳町の「イムス三芳総合病院」で脳卒中神経内視鏡センター長を務める猪野屋博(いのや・ひろし)さん(68)が、10日に名乗り出た。毎日新聞の電話取材に応じた猪野屋さんは「連絡が来るなんて期待していなかったが、信じてよかった。信頼に応えてくれてありがとう」と感激しきりだった。【大村健一/統合デジタル取材センター】

 猪野屋さんは沖縄県出身。高校卒業まで同県で過ごし、その後も県内の病院に勤務するなど縁が深く、現在も月に1度ほどのペースで来県している。高校生と出会った4月24日は、午後の帰りの航空便の予約変更をするため、朝から沖縄都市モノレール「ゆいレール」で那覇空港へ行ったところだった。

 用事を済ませて帰ろうとした那覇空港駅で、到着したゆいレールに乗っていた若い男性が、多くの乗客が降りる中、元気のない様子でずっと車内に残っているのを見た。ゆいレールは那覇空港―首里駅間を往復する路線。早朝で、那覇空港に到着した飛行機はまだなく、空港に向かう車両は混み合っていたが、空港から那覇市街地へ折り返す車両に乗り込む客はまばらだった。ぽつんと車内に残って青ざめた顔の男性は、ひときわ目立った。

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