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ディズニーで磨いた対話力 パラ陸上選手の指導に生かす元五輪選手

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陸上の織田記念女子100メートル(視覚障害T11)決勝で力走する高田千明(左)と伴走する大森盛一さん=エディオンスタジアム広島で2019年4月28日、久保玲撮影
陸上の織田記念女子100メートル(視覚障害T11)決勝で力走する高田千明(左)と伴走する大森盛一さん=エディオンスタジアム広島で2019年4月28日、久保玲撮影

 陸上男子短距離で五輪2大会に出場した大森盛一さん(46)は今、2020年東京パラリンピックでメダルを狙う選手を指導している。現役引退後にテーマパークのスタッフや商社の営業など別世界の仕事を通して培った「対話力」を生かし、指導者として「東京」を見据える。【小林悠太】

 富山県出身の大森さんは24歳で挑んだ1996年アトランタ五輪で輝きを放った。男子1600メートルリレー決勝でアンカーを務め、5位入賞に貢献。そのレースで出した3分0秒76の日本記録は今も破られていない。その後は故障などもあり97年の世界選手権を最後に代表から遠のき、00年夏に引退した。「一生、陸上だけで終わりたくない」。そう決意したオリンピアンは陸上の枠を超え、「第二の人生」をスタートさせた。

 さまざまな仕事を重ねていったが、約1年間務めた東京ディズニーランドのキャスト(従業員)の経験は貴重なものだった。人気アトラクション「ジャングルクルーズ」の船長を担当し、「台本通り言ってもウケない。言葉の間や言い方を工夫した」と対話力を磨いた。生命保険会社や商社にも勤め、相手との接し方一つで成績が変わる営業の厳しさも知った。「人生の修業。相手にいかに分かりやすく伝えるかを考えてきたことが、陸上の指…

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