空きビル

複合施設に カフェやオフィスで市街地活性化 山形で芸工大OG・佐藤さん /山形

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リノベーションされたビル1階のカフェに立つ(左から)冨田浩志社長、佐藤あさみさんら=山形市で
リノベーションされたビル1階のカフェに立つ(左から)冨田浩志社長、佐藤あさみさんら=山形市で

 山形市の中心市街地の空きビル(同市香澄町)が、カフェやオフィス、住宅が入る複合施設に生まれ変わった。東北芸術工科大(同市上桜田)で学んだ佐藤あさみさん(36)が経営する建築デザイン会社「リトルデザイン」(仙台市青葉区)がリノベーションし、10日、完成を祝う内覧会が開かれた。ビルが建つ「すずらん通り」沿いは他にも遊休物件が目に付く。佐藤さんや芸工大の関係者らは「エリア全体にリノベーションを広げたい」と意気込んでいる。【長谷川隆】

 ビルは鉄筋コンクリート3階建てで、築約60年。12年前まで老舗呉服屋「とみひろ」の本社兼住居だったが、手狭になって本社が移転して以降、使われていなかった。所有する呉服屋の冨田浩志社長(65)が、遊休物件の活用を通した地域活性化に取り組んでいる芸工大に相談。OGの佐藤さんを紹介された。

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