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個展

全身全霊、左手の書 右半身不随・和多田さん、豊岡で /兵庫

3回目の個展を開いた右半身不随の書家、和多田尚司さん。リハビリの結果、手でバランスを取って、つえ無しで歩けるようになった=兵庫県豊岡市日高町栗栖野の道の駅「神鍋高原」で、村瀬達男撮影

 脳内出血で右半身不随と言語障害の後遺症を負った豊岡市日高町栗栖野の書家、和多田尚司(たかし)さん(47)の個展が10日、近くの道の駅神鍋高原で始まった。個展は5年ぶり3回目。利き手でない左手で全身全霊を込めて書いた大小の作品75点が、見る人に感動を与えている。18日まで。無料。【村瀬達男】

 和多田さんは建設会社の現場監督だった1999年8月、27歳の時、自宅で就寝中に脳内出血に襲われた。生死の境をさまよい、1カ月後、意識が戻ったが、後遺症が残った。

 母延子さん(70)が「趣味を作り、前向きになってほしい」と、リハビリを兼ねて書道を勧め、和多田さんは2003年、養父市八鹿町で書道教室を開く西野玉龍さんに入門した。利き手でない左手で懸命に練習した結果、メキメキと上達。第1回個展を09年に延子さんが経営する旅館「UMEYA」で、第2回を14年に同駅でそれぞれ開き、好評だったため、再び企画した。

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