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米中の決裂、回避 通商協議終了 トランプ氏「今後も継続」 

トランプ米大統領=AP

 【ワシントン中井正裕、北京・赤間清広】米中両政府は10日、2日間の日程でワシントンで開いていた閣僚級の通商協議を終えた。終了後、トランプ米大統領は今後も協議を続ける方針を表明。交渉の決裂はひとまず回避された。だが、トランプ氏は同日、米国に輸入される全ての中国製品に追加関税を課す「対中制裁第4弾」の手続きを始めるよう指示。対話は継続しつつも、中国側への圧力を一段と強めている。

 10日午前に開かれた閣僚級協議は、米国側は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とムニューシン財務長官、中国側は劉鶴副首相らが出席した。ムニューシン氏は終了後、記者団に「建設的な会合だった」と述べた。だが、ロイター通信によると、今回の協議で中国側は、合意文書案の中で、中国の知的財産権侵害や技術移転の強制を是正するために「法整備を行う」とした部分を変更するよう要求。米国側は変更を認めず、議論は平行線のまま終わったという。

 トランプ氏は協議終了後、ツイッターに「率直かつ建設的な協議を行った。協議は今後も継続される」と投稿した。中国国営新華社通信によると、劉氏は次回協議を北京で開くことを明らかにした。

 トランプ政権は、合意文書案を巡る対立が続く中、10日午前0時1分(日本時間10日午後1時1分)に、米国が輸入する年間2000億ドル(約22兆円)相当の中国製品に対する追加関税率を10%から25%に引き上げる第3弾の制裁措置を強化。中国側も対抗措置を行う意向を示した。

 トランプ氏は終了後のツイッターで、追加関税に関して「今後の交渉次第で解除されるかもしれないし、されないかもしれない」と引き続き中国側をけん制。さらに、10日にはこれまで対象外だった残り全ての中国製品約3000億ドル(約33兆円)相当の追加関税率を引き上げる手続きを始めるよう指示した。それを受け、USTRは同日、手続きに入ると公表。週明けに意見公募を開始するが、トランプ氏は追加関税率を25%とする意向を示している。

 米国が第4弾の制裁措置を発動すれば、中国側も対抗策を打ち出すのは必至の情勢。トランプ氏は今後も対話を継続する姿勢を示しているが、双方の出方次第で貿易戦争はさらにエスカレートする恐れもある。

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