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住之江区・名村造船所跡地 労働の城、アート拠点に 戦前~戦後、これからも /大阪

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屋根と鉄骨だけが残った建造物では野外イベントや物販、飲食スペースとして使われている。両側はドック=大阪市住之江区で、久保玲撮影
屋根と鉄骨だけが残った建造物では野外イベントや物販、飲食スペースとして使われている。両側はドック=大阪市住之江区で、久保玲撮影

 戦前から戦後にかけて造船業で栄えた大阪市住之江区の北加賀屋地区。空き家や倉庫がアトリエやデザインオフィスに改装され、「アートの街」として知られるようになった。中心となる複合芸術施設「クリエイティブセンター大阪」は名村造船所の大阪工場跡を活用。往時の姿をとどめるドックや事務所棟などが2007年、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定された。

 「鬼の佐野安、地獄の名村、情け知らずの藤永田」。かつて木津川沿いに並んでいた造船会社を、労働者たちはこう呼んだ。名村の設計技師だった杉山和雄さん(79)=大阪市東成区=は「夏は船の鉄板の上で目玉焼きができるほど暑い。冬は川沿いなので一段と寒かった」と振り返る。

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