連載

ミニ論点

ニュースをそれぞれ立場を異にする専門家や識者らが意見を交わします。

連載一覧

ミニ論点

対立・協調、揺れる米中 みずほ総合研究所・安井明彦氏/野村総合研究所・木内登英氏

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
みずほ総合研究所欧米調査部長の安井明彦氏
みずほ総合研究所欧米調査部長の安井明彦氏

覇権争い長期化 みずほ総合研究所欧米調査部長・安井明彦氏

 米国と中国の対立の深刻さが浮き彫りとなった。背景には経済分野での覇権争いがある。中国を警戒する米国は、知的財産の保護や政府による企業への補助金廃止を求めている。しかし、外国企業からの技術吸収や補助金による産業保護は成長や雇用を支えてきたこともあり、中国側は安易に引き下がれない。譲歩すればトランプ米大統領の脅しに屈した形になりかねない。習近平国家主席の政治基盤を揺るがす可能性もあり、安易な妥協は難しいのだろう。

 一方、トランプ氏も大統領選を控え、通商分野の成果が欲しい。中国の翻意を促そうとさらに圧力を強めるだろう。覇権争いは続くため、関係の完全修復は困難で対立の火種はくすぶり続けるだろう。【聞き手・土屋渓】

この記事は有料記事です。

残り346文字(全文681文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集