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科学 読み聞かせ 認知症予防に期待

読む高齢者にも、聞く子どもにも効果が期待される読み聞かせ=東京都健康長寿医療センター研究所提供

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田中たなか泰義やすよし 毎日新聞まいにちしんぶん くらし医療部長いりょうぶちょう

 10連休れんきゅうふくむ4がつ23にちから5がつ12にちまで、「こどもの読書週間どくしょしゅうかん」でした。読書どくしょ機会きかい提供ていきょうするさまざまなイベントが各地かくち企画きかくされました。旅先たびさきで、おじいちゃんやおばあちゃんにほんんでもらったまいしょう読者どくしゃもいるかな。最近さいきん研究けんきゅうで、かせという行為こういには、高齢者こうれいしゃ認知症にんちしょうふせ可能かのうせいのあることがかってきました。

     東京都とうきょうと健康けんこう長寿ちょうじゅ医療いりょうセンター研究所けんきゅうじょは、高齢者こうれいしゃどもの交流こうりゅうふかめてもらおうと、高齢者こうれいしゃ小学校しょうがっこうなどで絵本えほんかせる活動かつどうはじめています。すると、興味深きょうみぶかいことがかってきました。上手じょうず絵本えほんかたについて指導しどうけた高齢者こうれいしゃは、物語ものがたり内容ないようおぼえる記憶力きおくりょくがっていたのです。

     そこで、医療機器いりょうきき使つかってあたま内部ないぶ撮影さつえいすると、記憶きおく学習がくしゅうにな部分ぶぶんである「海馬かいば」のおおきさが、かせにんでいる高齢者こうれいしゃでは、調査ちょうさした6ねんかんにわたってほぼ維持いじされていることがかりました。一般的いっぱんてきに、高齢者こうれいしゃ海馬かいばねんれいとともにちいさくなるので、この結果けっかにセンターの先生せんせいもびっくりしたそうです。

     どもにとっても有意義ゆういぎです。こえてくる言葉ことばほんにある文字もじはみなさんのあたま刺激しげきあたえ、あたまはたらきをたかめるとみられます。さらに、その効果こうか長続ながつづきするようです。というのは、イギリスなどでの研究けんきゅうによると、18さいまでにけた教育水準きょういくすいじゅんひくひとほど将来しょうらい認知症にんちしょうになるリスクがあるとかったからです。

     研究所けんきゅうじょ鈴木すずき宏幸ひろゆき研究員けんきゅういんは「かせは、かく世代せだい認知症にんちしょう対策たいさくになるかもしれません」と期待きたいしています。

     ほんとおして、高齢者こうれいしゃどもが交流こうりゅうする機会きかいまれます。みなさんにとっても、かれらのゆたかな人生経験じんせいけいけんからいろいろまなぶことができるはずです。つぎやすみには、「おじいちゃん、おばあちゃん、ほんんで」とこえをかけてみましょう。


     医学いがく地球温暖化ちきゅうおんだんか原発げんぱつなどを担当たんとう学生時代がくせいじだいはオーロラを専攻せんこうした理系人間りけいにんげん本物ほんものたくて休職きゅうしょくし、アメリカのアラスカ大学だいがく留学りゅうがく。40だいでバイオリンをはじめた。1966年岐阜市生ねんぎふしうまれ。

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