音楽

エリソ・ボルクヴァゼのピアノリサイタル やわらかな音、情感歌う=評・梅津時比古

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=林喜代種撮影
=林喜代種撮影

 ジョージア(旧グルジア)出身の気鋭のピアニスト、エリソ・ボルクヴァゼのリサイタルは、作曲家・作品によってピアニストの在り方が照射されるという至極当然のことを改めて認識させた。

 予定されていたプログラムが大きく変わり(フランク《前奏曲、コラールとフーガ》がベートーベン《ピアノソナタ第3番》に、ショパン《スケルツォ第4番》が《アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ》に)少々困惑したが、冒頭のモーツァルト《ピアノソナタ第17番変ロ長調K・570》は変わらない。今、モーツァルトは奏者によってさまざまに弾き方が分かれるが、ボルクヴァゼはピリオド奏法がもたらした研究を押さえながらも、やわらかな音でロマン…

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