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大和森林物語

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/40 十津川の森は今/3 参詣道に残る「木馬」の記憶 /奈良

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 十津川村の最南部、瀞峡(どろきょう)に近い玉置川集落。この谷あいに広がる集落から玉置神社に参詣するための道がある。神社のすぐ南にある松平集落(現在は消滅)につながるので「松平参詣道」と呼ばれるそうだ。

 「ここは世界遺産の熊野古道ルートには入っていませんが、熊野で最も美しい参詣道の一つですよ」

 そう話すのは、玉置川に暮らす「奥熊野かづら工房」の原秀雄さん。登り口まで案内してもらうと、滝があり渓流沿いに道が伸びていた。

 「熊野の参詣道はたいてい尾根筋に伸びるんですが、この道は珍しく渓流沿いなんです。だから水の音を聞き、幾つもの滝を見ながら登れます。また、松平集落の跡には水田跡やお墓が残っていて、古人の生活を感じることもできますよ」

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