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維新 丸山氏の離党届を受理せず、除名へ 松井代表「一番厳しい処分」

国後島滞在中の発言について弁明する丸山穂高衆院議員=北海道根室市の千島会館で2019年5月13日午後2時8分、本間浩昭撮影

 日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区=が、北方領土返還に関し「戦争をしないとどうしようもなくないか」などと発言した問題について、維新代表の松井一郎大阪市長は14日午前、「国会議員としての一線を越えた。これまで北方領土返還に向けて尽力してきた全ての皆さんの行為を踏みにじる発言で、辞職すべきだ」と述べ、丸山氏の議員辞職を促した。大阪市役所で記者団の取材に答えた。

 松井氏は「党代表として心からおわびしたい」と謝罪。「北方領土問題にも悪影響を及ぼす可能性がある」と認めた。また、「一番厳しい処分を決定したい。除名だ」と述べた。

 丸山氏は14日午前に馬場伸幸幹事長に電話して離党届を提出したが、同党は受理せず、14日午後にも開く党紀委員会で除名処分を決める見通しだ。今後、党としてロシア政府関係者や、ビザなし交流の訪問団長に面会を申し入れ、謝罪する対応を検討している。

 一方、菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で「誠に遺憾だ」と述べ、「外交交渉によって北方領土問題の解決を目指す方針に変わりはない」と強調した。菅氏は丸山氏の発言について「政府の立場とは全く異なる」とし、「日露交渉に影響を与えるとは考えていない」との認識を示した。

 宮腰光寛沖縄・北方担当相は会見で「ビザなし交流事業に訪問団員として参加した国会議員が泥酔し、他の団員との間で口論のトラブルとなる事案が発生した」と説明。丸山氏の発言を「はなはだ不適切で内閣府として誠に遺憾」と批判した。

 立憲民主党の辻元清美国対委員長は14日午前、国会内で開いた主要野党の国対委員長会談のあいさつで「こんな議員がいたのかと背筋が凍る思いがした」と語った。会談では「問題発言の域を超えている」との認識で一致し、維新の対応を注視することで合意した。また、国民民主党の玉木雄一郎代表は国会内で記者団の取材に応じ、「言語道断だ。国益を損なう行為で論外」と切り捨てた。

 維新の政調副会長の丸山氏は14日朝に国会内であった党政調役員会を欠席。同党議員は毎日新聞の取材に「言い訳できない内容だ。党としてもかばえない」と突き放した。【真野敏幸、浜中慎哉】

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