手術中、自動で麻酔薬 福井大などがロボットシステム開発

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ロボット麻酔システムについて説明する福井大の松木悠佳助教=東京都千代田区の厚生労働省で2019年4月16日14時18分、高野聡撮影
ロボット麻酔システムについて説明する福井大の松木悠佳助教=東京都千代田区の厚生労働省で2019年4月16日14時18分、高野聡撮影

 福井大医学部の重見研司教授(麻酔・蘇生学)らの研究チームが外科手術中の麻酔薬投与を自動制御する日本初の「ロボット麻酔システム」を共同開発し、臨床試験を開始した。麻酔科医の負担や患者のリスクの軽減が期待できるという。来年度末までに治験を終了し、2022年度の製品化を目指す。

 国内で実施される全身麻酔手術は年間約220万件。これに対し、麻酔科医は約1万3000人。1回の手術に1人以上の麻酔科医が必要なため、1人当たり年間200回ほどの全身麻酔手術に携わっているとされる。近年は全身麻酔手術の件数が増加傾向にあり、麻酔科医不足が課題となっている。

 麻酔薬の役割は患者を眠らせる鎮静、痛みを取る鎮痛、筋肉を軟らかくする筋弛緩の3要素。麻酔科医は呼吸や血圧など患者の全身状態を管理しながら、これらの麻酔薬の量を調節して投与する。ロボット麻酔システムは、患者の状態の変化に応じて、三つの役割の麻酔薬の投与量を調節する。

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