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<SUNDAY LIBRARY>

村松 友視・評『大往生』『「さみしさ」の研究』

老いと病と死に対峙し身銭を切った芸で語りつくす

◆『大往生』永六輔・著(岩波新書/税別740円)

◆『「さみしさ」の研究』ビートたけし・著(小学館新書/税別760円)

 永六輔『大往生』は、“老い”と“病”と“死”に触れて1994年に書かれ、2016年には何と100刷を記録した大ベストセラーだ。「大往生というのは、死ぬことではない。往生は往って生きることである」という寺育ちの永さんらしいコンセプトによって全体がくくられているのだが、書き出しの“老い”をめぐって市井の人々がつくった川柳を紹介する、その選択の妙もさることながら、各作品の行間にはさむように書かれる永六輔の短文の切れ味にはつくづく舌を巻いたものだった。

 川柳の“老い”への解読の面白さのはざまにある、永六輔流の“老い”への距離感を保ち、“老い”がさらに…

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