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近藤サトさん

 大学で「朗読ゼミ」というゼミナールを受け持って、今年で9年目になります。

 音声表現を研究しつつ、各々がオリジナルの朗読舞台を作り上げていくもので、テーマは「母」。ゼミ生たちは自分の母親を徹底的に取材し、舞台脚本を執筆します。禁断の過去にぶち当たり思わぬ確執が生まれることも。そうやって、必死につづった母親たちの人生は一人ひとり実に豊かで、面白く、美しく、またとても悲しいです。

 私はその生き様を読んでひそかに涙することもあります。

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