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平和をたずねて

昭和の戦争を語る/19 切り札連れ出し仕組む=広岩近広

 満州に展開する関東軍は、またもや陰謀を企てた。天津の日本租界に身を寄せていた宣統帝・溥儀を連れ出すにあたり、1931(昭和6)年11月8日、中国人街で大暴動を演出した。奉天特務機関長の土肥原賢二が中国人を買収し、武器を提供して仕組んだ。

 満州のふ頭で溥儀の下船を待っていたのが、甘粕正彦だった。社会主義者の大杉栄と妻ら3人を殺害した元憲兵大尉の甘粕は、関東軍高級参謀の板垣征四郎から指示を受けて極秘に動いていた。甘粕は、溥儀を旅順のヤマトホテルに移し、<厳重な警戒態勢の指揮者>として振る舞う。

 <日本は満州建国を「民衆の希望によるもの」と宣伝することで、内外の非難をかわさねばならない。溥儀は…

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