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「壁」と世界

第2部 空洞化する国家/下 ルーマニア汚職止まらず 与党、民主化に逆行

「法の支配」を弱める反EU的なルーマニア政府の動きに抗議するデモ参加者ら=首都ブカレストで、ロイター

 「ルーマニアは犯罪者たちの天国になってしまった」。先月24日、野党・ルーマニア救出同盟のバルナ党首は首都ブカレストで記者団に怒りをぶちまけた。与党・社会民主党(PSD)が汚職に関する罪の時効短縮を盛り込んだ刑法改正案を国会に提出し、承認されたからだ。

 2016年から政権を担うPSDは、司法の権限を弱めるような法・制度改正に動く。17年1月には一定額以下の政治家の不正を訴追しないなどとする政令を施行した。この政令は1989年の革命以降最大規模の抗議デモを招き撤回。しかし、PSDはその後も汚職捜査を担当する国家汚職対策局の首席検事を解任するなど「反司法」の姿勢を崩さなかった。

 ルーマニアでは革命後も共産主義時代のエリート層が権力を握り続け、汚職や縁故主義がまん延した。対策強…

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