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山は博物館

それは戦時下だった/14 黒部峡谷、電力開発と妥協

難工事の末に完成した黒部川第3発電所の仙人谷ダム=富山県黒部市で2016年11月2日、中本泰代撮影

 戦争が続き、軍需産業が盛んになると、電力需要が増大した。秘境といわれた富山県の黒部峡谷にも水力発電所の建設計画が相次いだ。反対運動が起こったが、造らせないのではなく、探ったのは自然の保護と利用の妥協点。「国立公園法」(現・自然公園法)の趣旨の両輪が、当時、未制定だったうちから考え方の大きな流れになっていた。旧日本電力(日電)は太平洋戦争終戦までに、建設位置などで譲歩しつつ、大きなダムを下流から上流へと順次3基完成させた(後に関西電力が運営)。景色は変貌した。

 鷲羽(わしば)岳(2924メートル)に源を持つ黒部川(長さ約85キロ)は北アルプスに深い峡谷を刻む…

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