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モズのはやにえ「モテるための栄養食」 求愛さえずり質上げる 大阪市立大

モズの雄。翼の白い斑点が雄の特徴だ=高木昌興・北海道大教授提供
モズの雄=高木昌興・北海道大教授提供

 モズが獲物を木の枝に突き刺す「はやにえ」について、大阪市立大は15日、繁殖期前に多く食べた雄は性的魅力が増し、雌に好かれるようになるとの研究結果を発表した。

 モズは全長約20センチのスズメの仲間。秋から冬にかけて、バッタやヘビ、ネズミなどの獲物を木の枝や有刺鉄線に刺したはやにえを作る。なぜ作るのか理由は不明だった。

 大阪市大の西田有佑特任講師(行動生態学)らは、モズがはやにえを食べる時期を調査。繁殖期(2~5月)の直前の1月がピークで、寒さがさらに厳しい2月の消費はほとんどなかった。このため、単なる冬の保存食ではないと考えた。

 雄に特有の求愛行動のさえずりは、速いほど雌が好む傾向がある。雄に通常の3倍のはやにえを与え、さえずりを分析すると、速さが通常の約1.3倍になっていた。はやにえを全て取り上げられた雄は通常の0.8倍に遅くなった。

 また、はやにえを取り上げられた雄は25%しか雌とつがいになれなかった。3倍食べた雄はつがいを作る割合は通常とほぼ同じ89%だったが、時期は通常より早まった。

 西田特任講師は「はやにえは、つがいを作るための歌の質を高め、雌にモテるための栄養食という意味合いが大きい。エサをためる他の動物でも同様の意味を持つ可能性がある」と話している。【松本光樹】

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