連載

今どきの歴史

歴史研究の最前線や新たな知見、話題のテーマなどを取り上げます。

連載一覧

今どきの歴史

天皇制の「伝統」とは 時代に即した柔軟性

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 新天皇陛下が活動を始められ、世の中はなんとなく浮き立っている。しかし冷静に見れば、皇位継承資格者は、お三方に細ったわけだ。皇室の将来像を巡る議論が今ほど必要な時もない。

 議論の焦点は「万世一系」と「男系男子」だろう。現行憲法では消えた万世一系の文言も、皇位継承論議では今も見え隠れする。一方、「皇室典範」は「皇位は皇統に属する男系の男子が継承する」と定める。この「父方が天皇の血を引く」との男系男子問題は、今や最大テーマの一つだ。

 これらはどこまで「皇室の長い伝統」なのか。最近出た『古代王権の史実と虚構』(竹林舎)の編著者、仁藤敦史・国立歴史民俗博物館教授(日本古代史)に聞いた。

この記事は有料記事です。

残り1414文字(全文1706文字)

あわせて読みたい

注目の特集