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三宅さんをしのぶ会 「教師の会」など40人が参加 大阪

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 昨年12月に89歳で亡くなった「全国視覚障害教師の会」初代代表で、音楽教師だった三宅勝さんをしのぶ会が4月30日、大阪市此花区のアミティ舞洲で開かれた。「教師の会」のメンバーら約40人が三宅さんとの思い出を話題に語り合った。参加者は、三宅さんが体現してきた「個人の問題は全員の課題」という理念を受け継ぎ、仲間同士で支え合っていくことへの決意を新たにしていた。【平井俊行】

 三宅さんは大阪音楽大卒。兵庫県の川西市立多田中学校などで教えた。演奏家としては1970年大阪万博の国際会議のパーティーでのピアノ演奏などが知られているという。緑内障によって失明したのは40代後半だった。1年間のリハビリを経て、元の職場に復職した。目が見えなければ教師はできないとの考え方が今以上に色濃かった当時、中途失明した三宅さんの職場復帰は注目を浴び、見えなくても働けるということを社会に印象付…

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