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知床に全身が白いシャチ 日本近海では極めて異例 北海道

北海道の知床沖で発見、撮影された白いシャチ。日本近海での撮影は極めて異例=根室海峡で2019年5月16日午後1時半ごろ撮影(東海大の大泉宏教授提供)

 世界自然遺産・知床の北海道羅臼町沖の根室海峡で16日、白いシャチが目撃され、「北海道シャチ研究大学連合」の大泉宏・東海大教授(海棲=かいせい=哺乳類学)が撮影に成功した。日本近海での撮影は極めて珍しい。通常のシャチは背中が黒く、目の上方や腹などが白いのが特徴だが、今回のシャチは全身がほぼ白く、過去にロシアの研究者が同様のシャチを撮影した際は「アイスバーグ(氷山)」と名付けられたこともある。

 根室海峡は羅臼町と北方領土・国後島にはさまれており、大泉氏らは同日午後1時半ごろ、同町市街地から十数キロの、ロシアが実効支配する海域にいた約10頭の群れの中に白い雄のシャチがいるのを発見。写真に収めた。シャチまでの距離は5キロ以上離れていた。

 調査に参加していた北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの三谷曜子准教授(同)によると、ロシアの研究者が2010年8月、カムチャツカ半島東側のコマンドル諸島付近で12頭の群れの中にいた全身が白い雄の写真を撮影。この雄は「アイスバーグ」と名付けられた。

 12年と14、15年にも同半島に続く千島列島沖で写真に収められており、数頭の白いシャチが同じ群れの中にいるとみられる。ただ、日本近海での撮影は極めて異例で、日本研究者の撮影も例がないという。【本間浩昭】

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