知床に全身が白いシャチ 日本近海では極めて異例 北海道
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世界自然遺産・知床の北海道羅臼町沖の根室海峡で16日、白いシャチが目撃され、「北海道シャチ研究大学連合」の大泉宏・東海大教授(海棲=かいせい=哺乳類学)が撮影に成功した。日本近海での撮影は極めて珍しい。通常のシャチは背中が黒く、目の上方や腹などが白いのが特徴だが、今回のシャチは全身がほぼ白く、過去にロシアの研究者が同様のシャチを撮影した際は「アイスバーグ(氷山)」と名付けられたこともある。
根室海峡は羅臼町と北方領土・国後島にはさまれており、大泉氏らは同日午後1時半ごろ、同町市街地から十数キロの、ロシアが実効支配する海域にいた約10頭の群れの中に白い雄のシャチがいるのを発見。写真に収めた。シャチまでの距離は5キロ以上離れていた。
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