メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

在日米海軍の日本人警備員が基地外で拳銃 「地位協定に違反」 長崎・佐世保

米海軍佐世保基地バックゲート前の公道(市道)。日本人警備員はこの道を横断して米軍施設に移動した=長崎県佐世保市立神町で2019年5月16日午後0時40分、綿貫洋撮影(画像の一部を加工しています)

 在日米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)の日本人警備員が今月、米軍側の指示で拳銃を携行したまま基地外の公道(市道)を歩いて移動していたことが判明した。防衛省は日米地位協定に違反するとして再三にわたって米側に中止を求めたが、しばらくそのまま実施されていた。実弾入りかは確認できていないが、銃刀法違反(所持)の疑いもある。

 同省によると、今月1~9日、複数の警備員が基地から約60メートル離れた米軍施設に移動する際、バックゲートと呼ばれる出入り口から銃を携行したまま移動し、基地外にある途中の公道を十数メートル横断した。

在日米海軍佐世保基地のバックゲート。日本人警備員は基地外となるゲート近くの公道(市道)を横断していた=長崎県佐世保市立神町で(画像の一部を加工しています)

 同省は4月24日、在日米軍基地の日本人従業員らでつくる全駐留軍労働組合(全駐労)長崎地区本部から「5月1日から基地外の銃携行が実施される」と連絡を受け、在日米軍司令部(東京都)に口頭で中止を求めた。同司令部は「関係部署に連絡する」と応じた。

日米地位協定の違反行為があった現場周辺

 しかし、同省は5月7日に実施されたことを現地で把握し、米軍に口頭で中止を要請。8日には文書を送付した。中止を確認したのは10日で、米軍人が銃を預かり車両で移動するようにしたという。

 全駐労長崎地区本部によると、4月18日に在日米海軍佐世保基地警備隊から指示があったが、日本人警備員が反対しいったんは撤回。ところが在日米軍内の許可が出たとして、約10人が延べ20回ほど公道を往復させられたという。同本部の渡辺秀與書記長は「警備員の反対を押し切って強行した。日米地位協定、銃刀法を軽く考えているのではないか」と憤った。

 日米地位協定では、米軍基地に勤める日本人従業員の基地内での銃の携行は認められている。一方で、2008年に沖縄の米海兵隊の基地外で日本人警備員が銃を携行したことについて、日本政府は「当然認められない」とする見解を閣議決定している。防衛省労務管理課は「中止要請に応じなかったことは誠に遺憾」としており、再発防止を米軍と協議する方針。【町田徳丈、綿貫洋】

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 元吉本新喜劇座長で喜劇役者 木村進さん死去、68歳
  2. バーガーキング大量閉店も「撤退の予定ありません」 新たな20店舗はどこに?
  3. 大きな虹 福岡の空に
  4. ORICON NEWS Hey! Say! JUMP、全国ツアー開催を見送り 一部ファンの迷惑行為の影響
  5. 「高プロ」適用、全国で1人だけ 開始1カ月

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです