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パラアスリート交差点2020

やってみる 学び、クラブでも代表でも=車いすバスケットボール・鳥海連志

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 天皇杯を懸けた車いすバスケットボールの日本選手権が10~12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで開催され、僕の所属するパラ神奈川スポーツクラブ(SC)は前回の5位から4位に順位を上げました。でも、チームは優勝を目標に練習を積み重ねてきたので、さらにレベルアップを図りたいと思います。

     パラリンピックや世界選手権などで注目される日本代表とは異なり、クラブチームでの活動はあまり知られていないかもしれませんが、僕の車いすバスケの原点です。今回は日本代表とはひと味違うクラブチームの日常を紹介したいと思います。

     藤沢市に拠点を置くパラ神奈川SCは、スタッフを含め約20人で活動しています。僕が長崎県から首都圏に拠点を移す際、プレーするクラブチームを検討しました。決め手になったのは、自分の持ち味を生かせるフリーなバスケットスタイルを継続できる点でした。バスケが勝負事であることに変わりはありませんが、クラブチームには「楽しんでバスケができること」をより多く求めています。

     僕はチームの精神的な支柱であることと、試合で高いシュート確率を保つことを課題としています。依然としてチームでは最年少ですが、自分が日本代表で経験してきたことを周りにも生かしたいです。試合で流れが悪い時の打開方法や効果的なプレーについてチームに発信し続けることが、選手のモチベーションを高め、一体感を生み出すことにつながります。そういう意味での精神的支柱でありたいと考えています。

     日本代表として目指しているところは東京パラリンピックです。ただ、日本選手権は選手としての原点になっています。クラブチームで年に一度、チームが一つになって天皇杯を目指すことは、単純に楽しいです。一つのことに向かってみんなが熱くなるというスポーツの醍醐味(だいごみ)があります。チームが単に日本選手権に出場するだけではなく、優勝するという目標を掲げて挑んだことが何よりもうれしかったです。クラブチームと日本代表で、それぞれの良さを学びながら、さらに飛躍したいと思います。=原則隔月掲載(タイトルは自筆)


     Q 元号が令和に変わりました。どんな時代にしたいですか?

     A 5月から社会人になり、時代としても自分の節目としても、新たなページに入りました。とてもワクワクしています。バスケでは東京だけではなく、パリ、ロサンゼルスのパラリンピック出場を目指しています。そこで結果を残すことをテーマにしていきたいです。海外リーグへの参戦も視野に入れています。いろいろな出来事が待っていると思いますが、さまざまなことにチャレンジを続けていくことが、自分自身にとっての「令和」時代になると思います。


     ■人物略歴

    ちょうかい・れんし

     長崎市出身。手や脚に先天性の障害があり、3歳で両膝下を切断。中学1年で車いすバスケットボールを始め、高校1年で日本代表入りした。2016年リオデジャネイロ・パラリンピック代表。17年のU23(23歳以下)世界選手権でベスト5(優秀選手)に選ばれた。WOWOW所属。20歳。

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