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失った足、波に立つ

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 「アダプティブサーフィン」と呼ばれる障害者サーフィン。世界大会は2015年からサーフィン文化の根付く米国で毎年開催され、昨年大会には24カ国約140人の選手が参加するなど注目が集まるが、日本での認知度は高くない。

 17年に米国カリフォルニア州で行われた世界大会で銅メダルを獲得した東京都在住の伊藤建史郎さん(41)。16歳からサーフィンを続けてきたが、6年前に仕事中の事故で右足を失った。事故直後、頭に浮かんだのはサーフィンのことだった。リハビリに励み、半年後には海に入った。「世界大会では、障害者が選手として認められている環境に驚き、うれしかった」と語る。

 競技はサーフボードに立つことができる、座って行う、補助を得て波に乗るなど障害の種類や程度によって6クラスに分かれる。「日本障害者サーフィン協会」(JASO)によると、現在協会の会員は約30人。24年のパリ・パラリンピックでの新競技採用に向けて認知度の向上や選手の発掘を行っている。

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