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楽庫・アーティスト

伊勢正三 終活なんの!魂は老いず

伊勢正三

 <楽庫(らっこ)>

 2月に出た12曲入り新作アルバム「Re-born」は何と16年ぶりだ。

 「結果的にそうなってしまいましたね。一曲一曲に納得いかないとレコーディングに入れない。十数年たってやっと完成した曲もあります」

 聴きやすいアルバムだなあというのが第一印象だった。1970年代後半から80年代の初めのアメリカ西海岸で広まったAORと呼ばれる大人向けのロック。ボズ・スキャッグスやネッド・ドヒニー。ジャズやソウルミュージックのコードやリズムを使った白人ポップスのテイスト。彼が75年にかぐや姫解散後に組んだグループ、風の77年のロサンゼルス録音のアルバム「海風」は、そうした音楽の先駆的作品だった。チャート1位になったものの賛否両論。それまでのフォークファンからは「変わった」という「否」の方が多かっただろう。「急ぎすぎたんでしょうね。でも、あの時に極めていたらあそこで終わっていたかもしれない(笑い)」

 彼には80年代半ばからほぼ10年の「空白期」がある。バブルに向かう日本のシーンから姿を消し米ニューヨークに機材を持ち込んで暮らしたりハワイにヒッピーのように隠遁(いんとん)していたこともある。16年前のアルバムも自宅レコーディングだった。「調整卓を持ち歩いて引っ越したり地下室にエコールームを作ったり。今回のアルバムもあの頃の温度感を出したくて世界中探しても手に入らないビンテージの機材を駆使してま…

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