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カソウケンの似顔絵描き

/下 弟子編 芸大出身「個性生かして」「三次元」時代に対応 県警・法医係、中沢尊幸さん /群馬

県警科学捜査研究所法医係の緑川順さん(左)と中沢尊幸さん(右)=前橋市江田町で

 「線の描き方、陰影の付け方が他の人とは一線を画している」

 4年前、県警科学捜査研究所(通称・カソウケン)法医係の「似顔絵」のスペシャリスト、緑川順さん(60)は、目の前の若い警察官が描くデッサンを見て、“後継者”と確信した。それが当時、初任科生だった中沢尊幸(たかゆき)さん(29)だった。

 中沢さんは名門・東京芸術大の彫刻科を卒業後、2015年春、警察官の父親の勧めもあり県警に入った。採用試験を受ける前から既に緑川さんの存在は知っていた。美大専門予備校時代の講師から「日本の第一人者がいる」と聞いていた。「自分の個性を生かして、緑川さんのようになりたい」と思った。

 17年春に科捜研に異動した。中沢さんにとって、骨や皮下組織から生前の顔を復元する「復顔」は、「彫刻に近い」という。例えば、中沢さんは石こう像のデッサンの際、正面を描く場合には裏面も手で触れて、デッサンする。「作品に命を吹き込むためには、必ず、見えない内側を想像する。彫刻と復顔は逆のプロセスですが、通じるものがあります」。あらゆる角度から「形」を捉える。

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