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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

ごみ処理、海外頼みツケ 中国禁輸、業者悲鳴

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 有害廃棄物の国際的な移動を規制するバーゼル条約で、汚れたプラスチックごみが2021年から対象に加わることが決まった。17年末に中国がリサイクル資源としてのプラごみ輸入を原則禁止して以降、国際情勢は激変した。日本は国内での処理が追いつかなくなり、相当量を輸出頼みにしてきたツケが回ってきている。【鈴木理之、八田浩輔(ブリュッセル)、大場あい】

 「夏になればイベントが増え、プラごみも増える。処理しきれないのでは」。東京都内で産業廃棄物の収集運搬会社を営む男性社長は、不安を拭えない。

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