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Theme 写真表現の今、分析本 SNSによる激変、その先を問う

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今春刊行された(左から)『毎日写真』『インフラグラム』『現代写真アート原論』
今春刊行された(左から)『毎日写真』『インフラグラム』『現代写真アート原論』

 今年は、ダゲレオタイプ(銀板写真)と呼ばれる実用的な写真技術が誕生して180年。その後、写真・映像をめぐる世界はデジタル中心となり劇的に変化した。特にこの10年は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及やデジタル技術の進展などで、社会生活も芸術写真・映像表現も影響を受けてきた。そんな状況をまとめたり、考察したりする本が相次いで刊行されている。

 写真家の活動と並行し、深い考察に基づいた著述も展開している港千尋さんの新刊が『インフラグラム』(講談社選書メチエ)。その語感から写真共有サイトのインスタグラムを連想するが、著者は写真や動画を、現代生活に欠かせなくなったインフラ(社会基盤)ととらえ直す。

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