2020年度に始まる大学入学共通テストに導入される英語の民間資格・検定試験で、吃音(きつおん)症の受験生に対しての配慮が十分でなく、当事者らが不安を抱いている。導入される8種類の民間試験のうち、何らかの配慮を予定するのは6種類で内容も異なる。3月には吃音症がある人の自助グループ「全国言友会連絡協議会」が、文部科学相に「吃音のある高校生が不利な扱いを受けないための対応を検討してほしい」と要望した。【金秀蓮】
「頭の中で答えは浮かんでいるのに、声が出なかった」。福岡県内の高校に通う2年生の生徒(16)は、昨年秋に受けた「GTEC」のスピーキング試験を、そう振り返る。
この記事は有料記事です。
残り933文字(全文1229文字)
毎時01分更新
福岡市の商業施設で起きた女性刺殺事件で、鹿児島家裁が19日…
北海道から大阪に向かうピーチ・アビエーションの飛行機内で2…
入院拒否に「懲役」は、妥当なのか――? 政府は、感染症法な…