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「自分の息子信じたい」被告の両親通報せず 妹は通報提案 野田・女児虐待死

栗原勇一郎被告が心愛さんに暴行を加えたとみられる現場のアパート(奥)=千葉県野田市で1月25日午後5時50分、橋口正撮影

 千葉県野田市の女児虐待死事件で、傷害ほう助罪に問われた母栗原なぎさ被告の16日の初公判では、心愛さんを虐待した勇一郎被告が家庭内で支配的な立場にいた状況が浮かんだ。祖父母ら周囲の人たちは女児を救うことはできなかったのか。【宮本翔平、町野幸、加藤昌平、秋丸生帆】

 検察側は、勇一郎被告の両親、妹の供述調書を読み上げた。県柏児童相談所は2017年12月に女児の一時保護を解除し、女児を児相から野田市内の勇一郎被告の両親宅に移した。供述調書によると、女児の祖父は「(息子の勇一郎被告は)繰り返し虐待を否定し、児相を批判していた。虐待はないと考え、児相から離すのが女児のためだと考えた」と説明。児相から面会を求められても応じないようにしていたという。また、祖父は、なぎさ被告について「勇一郎被告の妻とみず、自宅に入れていなかった」とも話した。

 児相は18年2月、「虐待の兆候がない」として、勇一郎被告のいる自宅に女児を戻すことを認めた。同9月には、女児は勇一郎被告の母である祖母に電話で「暴力を受けている」と訴えた。なぎさ被告も被害について祖母に説明し、女児は再び祖父母宅で生活することに。この際、勇一郎被告の妹は「通報すべきだ」と提案したが、祖父は「勇一郎が逮捕されてしまうかもしれない。自分の息子を信じたい」と、警察にも児相にも通報しなか…

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