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ストーリー

土地買い上げ運動の草分け(その1) 豊かな磯「大切に」45年

磯の観察会で、和歌山県立海南高の生徒たちと交流する「天神崎の自然を大切にする会」業務執行理事の玉井済夫さん(左手前)=和歌山県田辺市で、幾島健太郎撮影

 潮の引いた磯に、笑い声の輪が広がった。和歌山県第2の市、田辺市。4月中旬、「天神崎(てんじんざき)」と呼ばれる小さな岬で、玉井済夫(すみお)さん(80)は、地元の高校生に囲まれていた。愛用のステッキを手に潮だまりをのぞき込むと、「アメフラシがいる」と言いながら、牛の角のような突起のある生物をひょいとつかみ上げた。

 恐る恐る手を伸ばした女子生徒たちは「気持ち悪い」「かわいい」と大騒ぎ。玉井さんは、アメフラシの卵が麺類のように長く伸びる形状から海そうめんと呼ばれることを説明した。全身が長い毛で覆われたカニの名前を「ケブカガニ」と聞かされると、女子生徒たちはまた大笑い。前月はシニア向け観察会にも同行した。「ここでは年齢に関係なく自然を楽しむことができる」と目を細めた。

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