13億社会のいま

/上 排斥されるムスリム 400万人、無国籍化懸念

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アッサム州
アッサム州

 インド北東部アッサム州。昨年7月末、イスラム教徒を中心とする住民約400万人が「不法移民」だとして無国籍に陥りかねない事態が起きた。インド国民であることを示す「国民登録簿(NRC)」の暫定版から除外されたのだ。モディ首相与党のヒンズー至上主義政党・インド人民党(BJP)トップのアミト・シャー総裁は「不法移民はシロアリ」「1人ずつベンガル湾に放り込む」と息巻く。【カライビル(インド北東部)で松井聡】

 「曽祖父の代から住んでいて、20年以上選挙で投票もしてきた。なぜ突然外国人だと言われるのか」。農家のアマジャド・アリさん(44)は憤る。アリさんと妻、息子3人は除外された一方、なぜか娘(15)だけは登録簿に掲載された。支援団体によると、明確な説明もないまま家族内で認定が分かれることも多い。

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