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内田麻理香・評 『科学の女性差別とたたかう 脳科学から人類の進化史まで』

 ◆アンジェラ・サイニー著、東郷えりか・訳

 (作品社・2592円)

 「男は論理的で、女は感情的」というような、性差を説明する言説は、いつも人気を博す。そして、それらの説は、ある程度の科学的根拠を持っていると考える人は少なくない。科学研究では、性差は注目度が高いテーマだ。著者は、性差を強調する科学そのものが偏見をもたらしてきたことを明らかにし、ジェンダー差を解消する科学のあり方を提示する。

 「男女には、脳の構造に差がある」、「女脳は共感しやすく、男脳はコンピューターなどのシステムの仕組みを理解する能力が高い」などの研究結果は耳にしたことがあるかもしれない。性差があることを説明する研究は、センセーショナルに受け止められ、「女性は駐車や数学は苦手だが、複数のことを同時にするのが得意」などのもっともらしい話の根拠に使われてきた。しかし、このような研究の多くは、今では信頼性が疑われ、かつて…

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