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蔵書拝見

山口那津男氏/上 「ある町の高い煙突」 課題克服の物語、父の話きっかけに新田次郎が執筆

参院議員会館の事務所にある書棚前で本を手にする公明党の山口那津男代表=東京都千代田区で2019年3月1日午後4時24分、竹内紀臣撮影

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 この本は、茨城県日立市の天気相談所長だった私の父・山口秀男の話をきっかけに執筆されたものだ。新田次郎さんと父は気象庁OB同士。新田さんが文筆家として独立した直後の1967年に、父が市民向け講演会に新田さんを呼んだ。その楽屋裏で、父が日立市の煙害と、それを技術的に克服した歴史を紹介すると、新田さんはすごく興味を持って「人を紹介してほしい」「資料はないか」と聞いてきたそうだ。

 足尾銅山など昭和以前の公害では、企業との対立の中で被害者の住民側が傷つく歴史が多い。しかし、明治末…

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